きんこんぶろぐ

大学院生の私が日々思うことを綴っていくブログ

日記:バレンタイン前夜祭

2/13 曇り

 バレンタイン前日。バレンタインの由来は、聖ウァレンティヌスが婚姻を禁止されていたローマ帝国の兵士達の結婚式を内緒で執り行ったために処刑されたことらしい。彼の処刑日が現在のバレンタインになっているという。

そんなことはどうでもいい。聖人の血よりも、バレンタインの日に貰えるチョコの方が価値がある。私なんかは人生でチョコを貰ったことがないんだから尚更である。

献血センターで500ml献血すれば可愛い看護婦さんからチョコを貰えるだろうか? せっかく共学の大学に通っているのだから、せめて一回はチョコを貰いたいものだ……。

 

 明日のことを考えると憂鬱になってきたので今日はここで日記を終える。ああ虚無。

日記:私がブログを有料にしない理由

2/10 自分の製作した動画がyoutubeに無断転載されていた。と言っても、私にコンタクトを取る方法がニコニコからは存在しないので仕方ないのかもしれない。

無断転載が嫌いなわけでも無いので、もししてくれるならどんどん動画を転載してほしい。そうすれば、より汚いインターネットの世界へと変わっていくだろう。それは快感。

 

 ツイッターで、「ブログを配信することをビジネスにしませんか?」という誘いが来た。私自身は全くこのブログがお金に変わるものだとは思っていなかったので、心底意外な誘いだった。私の返答を先に言えば、ブログを使ってお金を稼ぐことは嫌だ

 

 理由その1。このブログを配信してお金を稼ぐような仕組みを作ってしまうと、私の書くことにある程度の責任が発生してしまう。『無責任に振る舞える』という学生特有の権利を失うことは大きなデメリットになる。

それに、これまでのように不定期更新や、煮詰まって途中で執筆を投げ出すということがおちおち出来なくなってしまう。私のような変態クソ自由人にそれは堪えるのだ。

 

 理由その2。私は学生のうちからビジネスを行うことを愚策だと思っている。お金は普通のバイトで十分に稼げるし、わざわざ起業をしなくても経営のノウハウなどはサークルや生協委員会の活動で体感的に学ぶことができるからだ。

マーケティングがしたいのなら、一回自分で再生数を稼ぐことを目的に動画を制作してみるといい。最低限のPCスキル、動画サイトのユーザーが何を必要としているか、サムネイルはどのような画像にするか、動画の作りは人が楽しめるものかなど、マーケティングのエッセンスをこれ以上ないほどに学び、習得することができる。しかも無料で。

よくわからない肩書きだけの講師をセミナーに招くまでもない。私たちにはインターネットも、大学図書館もある。これ以上何を望むというのだろうか? ビジネスを行う人はただ別のベターな方法が見えていないだけだと思う。

 

 理由その3。有料でブログを配信すると、タダで配信している今よりも閲覧が減る。そして、情報というモノにおいて、タダで配信されるより価値の高い状態はない。

テレビ・ラジオ・インターネット、これらは機器さえ揃えば安価に情報を得ることが出来るモノたちだ。情報を得る機会はスマホの普及によって近年ますます増加している。

大正時代、本の価格は今の約8倍だった。現在の価格にして一冊二、三万円である。比較的情報吸収能率の悪い紙媒体でさえ、この有様なのだ。昭和30年のテレビの値段は、サラリーマンの月収が約三万円なのに比べてなんと三十万円。馬鹿高い。情報の価格は昔に比べて下がっていることは明らかだ。

しかし、それとは対照的に価値は上がっている。情報に触れる人の数が増えるたびに、情報の質はより洗練されるからだ。面白いもの・感動するものが多くの人の目に触れることにより厳選されていく。ツイッターでRT数の多いツイートはまあ面白いというのが最たる例だろう。そして、何遍も繰り返すが、この洗練された情報は無料で得ることが出来るのだ。逆に言えば、情報は無料でなければ多くの人の目に触れることが出来ない。大人数の人間なくして情報の価値が向上することはありえないのだ。

個人的な体験を述べれば、無料で情報を得ることができたおかげで、私は動画制作が少しできるようになったし、様々な素晴らしき知識にも出会うことができた。タダは機会を生む。情報を選別できる鑑識眼さえあれば、無料の情報は至上の価値を孕む。

私のこのブログにも同じことが言える。もしかしたらここに書き込んだ私のアイデアが、誰かが転用して世界を変える革新を引き起こすかもしれない。決してありえないことではない。ブログが無料であるからこそ、その可能性が生じる。人に触れることで爆発的な化学反応を起こすという情報特有の性質のおかげで、世界はこれまで進歩して来た。これからもより情報は安くなり、より革新が起こるようになるだろう。情報のおかげで人類は加速する。加速したまま崖に突っ込むかもしれないが。

 

 ここまで、私が日記を無料にしない理由を書いてきた。「ブログを有料化すれば閲覧してくれる人は興味を持って来ているので、そちらの方が効率は良いのではないか?」といった批判が寄せられるかもしれない。そのことに対しては、理由1・2と、「興味を持っていない人に無理やり興味を持たせる楽しさを知りたいから」という個人的な雑い理由で反論できる。

というか、学生のうちからビジネスをしている人は目的と手段が食い違っているように思う。株をやるにしても、学生がやるより人工知能にさせた方がよっぽど稼げる。人間の判断がそこまで合理的でないというのは既に行動経済学がの研究結果が証明している。

意識高い系学生への怨念が吹き出したので今日はこの辺で。

日記:退屈ちゃんといっしょ!

2/3 曇り 

 節分。

それはともかく、からめるという人気ツイッタラーのネタをパクったら、それなりに再生数が稼げた。オリジナリティが足りない。

ホモビデオ男優ばかり動かせるのには飽きてきたので、機会があればMMDの方に転身したい。そういや、MMDにはR-18な感じのモデルもあるらしい。色々捗りそうだ。アハァッ!

 

 現在のように、趣味にエネルギーの全てを注ぎ込めるというのは実に幸せなことだ。

かの有名な画家シャガール

「自分自身を完全に打ち込ませなければならない。仮に99パーセントしかのめりこめないのであれば、情熱が足りないか、才能が足りないかのいずれかだ

と語っている今のところ情熱は十二分に足りているが、そのうち才能のなさが完全に露見しないか不安である。日々鍛錬あるのみ。

 

 趣味の調子が良いうちは、退屈に襲われなくて済む。しかし、趣味に飽きがきたり、限界が見えてきたりすると、急に退屈に付き纏われるようになる。退屈にストーキングされるのだ。退屈のいる日常はこんな感じだ。

眼が覚める、目を開く、さあ、どうかな、いるかな、いないかな。気配がない。眠っているのかもしれない。今日は私を悩ませないでいてくれるかもしれない。

そっと、そおっと、私はベッドから起きる。静かだ。台所へ行く。朝食を始める。音はしない。テレビ? そう「おはよう日本」。ありきたりの悲劇ばかりが映し出される、私には我慢できない番組だ。食べる、番組のゲストを見る。次第に食物が胃に満ちてくる、力が湧いてくる。さあ、手洗いに急いで直行する。朝の散歩に出る。

ああ、やっぱりいる。我が忠実なる「退屈」よ。

「私抜きで出かけられると思ったの?」

 

 もういっそのこと、退屈を擬人化してしまえば少しは気が楽になるかもしれない。

姿形はどうしようか。男性はあり得ない。男に付き纏われるなんてゲイでもない限り歓迎しないだろう。でも、幼き日の神木隆之介のような美少年なら耐えられるかもしれない。ショタコンではないが、美少年なんて美少女のようなものだ。身体的特徴において、性がまだ完全に分化していないので、もういっそ少女とみなしても良いだろう。美少年は美少女、Q.E.D.

だが、どうせ擬人化するなら美少女がいい。姿形はどうしようか。鬱屈な様子を表現するために、まず髪型は黒髪ロングにしよう。雰囲気は大人びていて、貧乳で、陶磁器のような病的なまでの白い肌をしていて、くっきりした二重の漆黒の瞳を持ち合わせている。そして私にとても強く当たるようなドSな性格だ。ほんの少しデレ要素も加えておこう。これでメイキング終了だ。

気が付けば、理想のロリが誕生していた。退屈は理想的なロリだった……?

 

 概念の擬人化というのは結構な暇潰しになる。何よりその概念による恐怖に襲われた時、一瞬で沈んだ心情を萌えに転ずることができる。

ところが、最近はめっきり概念に襲われることがなくなってしまった。この誰得なスキルもロストテクノロジーと化しつつある。

黒髪ロリは消えたんだ。いくら呼んでも帰っては来ないんだ。もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ……。そんな天の声が聞こえる気がする。

日記:加速するクソ動画

2/2 曇り 

 汚い動画を作り始めた。数日間ホモのイキ声を聞きっぱなしなので頭がおかしくなりそうだ。いや、こんな動画を作成しようと思い立った時点で十分にネジが外れているのか。

それにしても、動画制作とは結構悪用し放題の技術ではないか。まったく、タチの悪い趣味を新たに手にしたものだ。映像を作れるようになるというのは結構なメリットだと思う。友人達の結婚式のムービーを製作するときにこの技術をフル活用しよう。クッソ汚い結婚式になりそうだ。晴れ舞台こわれる。

 

 「ちょっと技術の進歩が早すぎるのではないか」と思うことが多々ある。最近驚きだったのは、LINEのサービスが開始したのがたった6年前だったという事実だ。今ではLINEを使っていない人は間違いなく相対的に不便する社会になっている。一つのサービスがたった6年でうん億人に普及するような現象が人類史上起こったことがあっただろうか。

さらに、かのSnowが日本で登場したのはたった一年半前である。今では日常的に、うさ耳だのなんやらを付けた自画像を皆がSNSに投稿していたりする。肖像権を自分から危うくしていくスタイル。もっと言えば、SNSが登場したのは10年以内のことである! 

 サービスの普及スピードも凄いが、人間のサービスに対する適応力もなかなか凄いものだ。

 

 素人がたった四日間パソコンに向き合うだけで、ある程度はオリジナルの動画を作ることができるようになったのも、ここ数年のことである。あらゆるソフトが初心者用に改良され、アップデートの度に利用者が増えていく。それがネット社会の凄さであり恐ろしさでもある。

技術力が均等に一般人に行き渡る分、発想がより重視される社会に変わってきていることは間違いない。私が10時間かけてウンウン唸りながら動画作成したとしても、インパクトに欠ければ動画は伸びないのだ。短い再生時間で多くの再生回数を獲得する。発想勝負の動画が、ランキングを見ていると増えているように感じる。一発屋量産の波はテレビだけでなくネットにも押し寄せているのだ。

テレビという巨大なメディア怪獣が一発屋芸人・オカマタレント・美形の俳優を食い散らかしていると同じように、ネット民という妖怪もホモビデオ男優・演技の下手なネット声優・統合失調症の患者などを貪っている。まだ食べられる食品が大量に廃棄されるのと同じように、多くのネタが吟味されることなく大量消費され、忘れられていく。

 

 ネタの大量消費の先には何が起こるのか。現実世界に照らし合わせるなら、リサイクル志向の高まりだ。その前兆は既に現れている。

少し昔にヒットしたコンテンツ(涼宮ハルヒレスリングシリーズなど)と、現在のコンテンツの合成が行われ、人気を呼びつつある。私が本気で多くの再生数を狙うなら、古ぼけたアニメを引っ張り出してきてホモビデオ男優と合成でもするだろう。視聴者に無理やりにでもネタの吟味をさせてやればいい。

もしくは、最新のコンテンツ同士の融合。実際に、恋ダンスをホモビデオ男優に踊らせた動画が何十万再生もされている。「世も末だ」とつくづく思う。いったい誰が、ホモビデオ男優がネットの人気コンテンツになると想像し得ただろうか?

 

 クソ動画を作るのにも頭を使わなければならない時代である。しかし、クソ動画をウーザーが作れるようになるには、かなりの人数の天才達が頭を使わなければ成し遂げられなかったことでもある。パソコンを1から組み立てるより、クソ動画を作る方がとても楽なのは言うまでもない。天才達に感謝して、明日もクソ動画を生産しよう。

誰でもできる!10000RT—基礎知識編その4:感情を喚起せよ!前編

 今回はRTされやすいツイート、その中でもなんらかの感情を刺激するようなツイートを、実例を交えながら説明します。伸びるツイートのほとんどは感情を喚起する要素を含んでいると言っても過言ではありません。では早速、喜び・悲しみ・怒りといった感情の説明から始めていきましょう。

 

○そもそも感情とは?

 

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 「感情」と一言で言っても、ちょっと曖昧で捉えづらい概念ですよね。思わず吹き出してしまった時に『面白い』、胸がザワッとして涙が出てくることを『悲しい』、頭に血が上って攻撃的な行動を起こしたくなることを『怒り』と呼ぶことを直感的に私たちは知っています。

ところが、実際は感情を取り巻く環境はもっと複雑で、自分が自分自身の感情を把握できていないということも多々ありますし、複数の感情が絡み合った心境に陥ることもよくあります。

なので、ここでは暫定的に感情を「ヒトなどの動物がものごとやヒトなどに対して抱く気持ちのこと」と定義しておきましょう。大真面目に感情について語ると、それだけで分厚い本が一冊書けてしまいます。まだ解明されていないことも多いですしね。

 

○感情を喚起するツイート

 私が投稿した最近のツイートを例に挙げます。まず、このツイートをご覧ください。

 

 

 まあ、私が有馬温泉に行ったということがダイレクトに伝わってくる素晴らしいツイートですね。

しかし、お気に入り数は他のツイートに比べて見劣りします。それはなぜでしょうか。考えるまでもありませんね。このツイートにはなんの面白みもないからです。ツイートを見かけられても、「ふーん、有馬温泉に行ったんだ、ほんで?」としか思われませんし、そこまでツイートを見てくれた人が考えてくれれば上出来で、大抵は誰にも気にされずにタイムラインを流れていきます。中には「ダジャレが寒い」という理由で不快感を抱く人もいるでしょう。こんなツイートがRTはおろか、お気に入りも稼げるわけがありません。

 

 では次のツイートはどうでしょう。

 

 

 先ほどのツイートよりはお気に入り数・RT数ともにマシになっていますね。それはこのツイートが面白みを含んでいるからです。

何が面白いかというと、実際の映画の場面ではキャラクターが龍の少年と宙を舞いながら涙を流しているという幻想的な感動シーンを、一気に「コンタクトがずれている」という日常的な場面に引き戻し、涙をコンタクトに見せてしまうというマジックをかけているからですよね。このツイート自体が、千と○尋の神隠しのテレビ放送直後にされたという時事的な要素も強いかもしれません。

ともかく、このツイートは面白み、つまり見るものに感情を喚起させています。タイムラインで、もしフォロワーがこのツイートを見かけたら少なくとも半数くらいは間違いなく「面白い」と思うことでしょう。「面白い」と思わせることが、ツイートを拡散させる原動力となるわけです。

ここまで、自分のツイートの面白みを解説するというクッソ寒いことをしてきましたが、自分で自分のツイートの面白みを語れるということ、結構重要ですよコレ。自分さえ面白いと思わないものが人に面白いと思わせられる訳が無いですからね。

 

○面白いツイート

 一番RTを稼げるであろう感情は「面白い」でしょう。ところが、「面白い」というのは結構厄介な概念で、様々な要素を含む多義語となっています。爆笑する面白さ、シュールな面白さ、興味深いの面白さなど、色々な面を持ち合わせています。だからこそ、多様な「面白い」を掛け合わすのがヒットツイートを生み出す秘訣となってきます。

 

 

 

 例えばこのツイート。このツイートは他国の美しい姫君でフォロワーの注意を引きつつ、最後に失礼ながらそこまで可愛くない我が国の姫君をオチにすることによって、面白さを生み出しています。「皇室の方を笑うのは非道徳的だ」という前提と、「ブサイクは下賤だ」という前提のせめぎ合いが否が応でもユーザーにこのツイートを拡散させる力となります。ネットという場では簡単に人の道徳心は崩壊するので、非道徳的な面白さを狙うのも一つの手です。

 

 

 

  さらにこのツイート。駐輪場のマークを子供が勘違いして、マークに沿って自転車を置いたという点が笑いを誘います。これはほのぼの系の面白さですね。ツイートの裏にとあるストーリーが見え隠れするというのは、ツイートに注意を向ける有効な手段の一つです。ツイートを見た者に想像力を働かせると、そのツイートが拡散される可能性がグンと上がります。

ここでは二つツイートを紹介しましたが、要はツイートを見た者に注目させればいいのです。ツイートが伸び始めれば、ツイートのお気に入り数・RT数それ自体が、ツイートに注目させる良い素材となってくれることでしょう。

 

○感動系ツイート

 続いての感情は「感動」です。「感動」という言葉は読んで字のごとく、「感情」が「動く」と書きますね。ツイートを見た者を「感動」させるためには、面白いツイートよりも、一層ストーリー性が重要となってきます。

 

 

 例えばこのツイートです。このツイートでは、ぽたぽた焼のおばあちゃんが時代が経つに連れ、ぽたぽた焼を作ることを辞めてしまったという背景が見え隠れすることに、ノスタルジーを感じるという仕組みになっています。ツイートを見る者に哀愁を抱かせるというのも一つの手でしょう。

このツイートと同じような部類では、田舎の美しい風景を撮影したカメラマンのツイートがRTされるものなどがあります。懐かしい・美しい風景自体がツイートを見た者に拡散させる効果があるので、カメラを持っている人ならいくらでもRTをされるポテンシャルを持ち合わせているのではないでしょうか。

あと画像編集技術も必要です。カメラで撮影した風景をさらにノスタルジーなものに仕上げてやりましょう。ツイートを見た人はノスタルジーの過剰摂取によって、もれなくヨダレを垂らしながらRTボタンを連打することでしょう。

 

 感動系ツイートにはその他にも、動物関係(ただし可愛い動物に限る)と人が繋がった感動ストーリーを創作してiPhoneのメモ帳に書き込み、それをスクショして画像ツイートとして投稿したりするものや、祖父祖母(生きていても死んでいても構わない)との感動ストーリーを創作して投稿するといったものがあります。恋愛脳の若者に狙いを定めて、カップル同士の思いやりを主題にしたストーリーを投稿するのも断然アリです。どっかの小説からネタをパクってくるのも良いかもしれません。

決して、感動を創作することに罪悪感を抱いてはいけません。なぜなら、私たちが感動している物事のほとんどは既に誰かの創作なのですから……。次はあなたが誰かを感動させる番です。

 

 長くなったのでここで一旦区切ります。次回は怒り・驚き・悲しみなど、人間のマイナス感情を利用した伸びるツイートを紹介していきます。マイナス感情は人間の根本的な感情です。ぜひ、この強力なパワーを活用していきましょう。

 

○参考文献

https://www.amazon.co.jp/感情心理学-入門-有斐閣アルマ-大平-英樹/dp/4641123888/ref=pd_sim_14_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=YEP0JJ21ZAEFAG26P0MD

 

https://www.amazon.co.jp/千と千尋の神隠し-スタジオジブリ絵コンテ全集%E3%80%8813〉-宮崎-駿/dp/4198614393

誰でもできる!10000RT—基礎知識編その3:『伸びる』ツイート・画像ツイートと文章ツイート

 今回はRTが多くなるツイートについて話します。

当たり前のことですが、いくら会心のネタを呟こうがRTが3桁を超えることは非常に稀です。逆に、「えぇ、こんなツイートが伸びるのか・・・」と困惑することも多々あります。

この差はどうして生まれてしまうのでしょうか? その答えは、ツイートがどのような特徴を持っているかを考えることで浮かび上がってきます。

 

○ツイートは『伸びる』もの

 まずはこちらのツイートをご覧ください。

 

 

 

 このツイートは私がRT数を最も稼げたツイートです。この記事を書き込んでいる現在、RT数は73714、いいね数は53422、ツイートの閲覧数は約873万にものぼります。このツイートを呟いた時、初めの数分で100RTを超え、私はとてつもないRT数を予感したものです。

RTされる勢いは衰えることなく、ピーク時には100RT/分のペースでRTされました。ツイートは伸びるものなのです。伸びれば伸びるほど、多くの人がこのツイートを見て、さらにRTされます。こうして、このツイートは一大メディアに匹敵するほどの閲覧者を得ました。

では、一体どのようにしてこのツイートは伸びていったのでしょうか。

 

○ツイートの伸び方

 伸びるツイートというのは、初めの数分から勢いのあるものです。最初は、自分のフォロワーの中でツイートの共有が起こります。フォロワー内のどれだけの人が自分のツイートに反応するかということが、スタートダッシュをうまく決めることができたかどうかの判断基準になります。

時間が経つにつれ、ツイートの共有は自分のフォロワーの枠を抜け出し、フォロワーのフォロワーへ、そのまたフォロワーへ・・・といった形で広まっていきます。一度ツイートが勢いを持つと、一日は止まることがありません。倍々ゲームでRTが増加していきます。

中でも勢いが目に見えて増すのは、「クラスタ」という同趣味の人たちで固まったコミュニティにツイートが入り込んだ時でしょう。「クラスタ」の人たちはもともと仲間内で情報を共有することに何の抵抗も持たない人たちですから、皆RTすることがさも当たり前かのようにRTしてくれます。例えば艦これクラスタに入り込むと、RTの通知が艦これのキャラクターのアイコンで埋め尽くされることが多々あります。島風の顔がずらっと並んでいる光景は壮観です。

ツイートは深夜や、昼間をまたぐと勢いが減少しますが、その時間帯を乗り越えると再び伸び始めます。人気ツイートはこのようにして、Twitterユーザーの大半が目にして飽き始めるまで伸び続けるのです。

 

○画像・動画ツイートと文章ツイート

 伸びるツイートには、短い文章と面白みのある画像・動画が添付されているものと、文章だけで構成されたもののふた通りのパターンがあります。

 

 画像・動画ツイートは人気ツイートのほとんどを占めるものです。Gifもこのカテゴリに含みます。大抵は笑いを誘うものや、見る者を感動させるようなものが添付されています。以前は画像ツイートがほとんどでしたが、最近、添付できる動画の時間が2分30秒に延長されたことで、動画が添付されたツイートが急増しました。

これら画像・動画ツイートの利点は視覚的にダイレクトに訴えることができ、誰にでも面白みが分かりやすいという点です。誰にでも分かりやすいということは、ツイートを伸ばす上で重要な要素であると私は考えています。でなければ、大勢の人にツイートが共有される確率が極端に低くなるからです。画像・動画ツイートはこの点において文章ツイートよりもアドバンテージがあると考えても良いでしょう。

欠点としては、FF外からクソのような受けを狙ったつまらないリプライが送られてくるといったところでしょうか? 通知欄が大喜利大会になること間違いなしです。

 

 文章ツイートは文章だけで相手に大きなリアクションを与えることを狙う、なかなかに高度なセンスの必要なツイートです。

 

 

 私も、このツイートぐらいしか文章ツイートで4桁RTまでこぎつけたものがありませんでした。文章ツイートでRTを稼ぐには、よっぽど貴重な経験をするか、妄想力を駆使して嘘体験談を書き込むか(滑ると恥ずかしい)、優れた観察眼で物事を批評しなくてはいけません。その分、一度コツを掴めばいくらでもヒットツイートを量産できるようになるでしょう。その成れの果てがアルファツイッタラーと呼ばれる人たちです。

また、リプライが大喜利合戦になることが少なくなることもメリットの一つです。その代わり、体験談に便乗した隙あらば自分語りしてくるようなクソリプや、どうでもいいような意見をねじ込んでくるクソリプが通知欄に溢れかえりますけどね。ファッッッッッッック!!!!!

 

○あなたの嗜好に狙いを決めて

 「誰にでも分かりやすいツイートの方が分かりやすい」と先述しましたが、逆にあるクラスタの中でしか分からないようなネタをぶち込むといった方法もあります。この方法は人口の多いクラスタ(ex:艦これ・刀剣乱舞・ラブライブアイドルマスター・東方などなど)に効果的です。

クラスタというものは、ぶっちゃければ内輪での結束がやたらと硬いので、そこにエサ(ツイート)を投入してやれば喜んで貪って(RT)くれます。もし、あなたが彼らの安定的なエサ係になれたなら、クラスタの崩壊が起こらない限り、半永久的にヒットツイートを連発することができるでしょう。キャラクターの絵が描けるなら、崇拝されること間違いなしです。

 

 今回はここまでです。今回はツイートの伸び方、大まかなツイートの分類について話しました。次回はさらに細かなRTされやすいツイートの分類について話します。キーワードは『感情を喚起する』です。

 

○参考文献

ないです。

日記:働かずに食う

1/21 晴れ 

 トランプ氏が大統領に就任した。スピーチを全文読んだが、グローバリズムの終焉を感じた。イギリスの EU離脱や、全世界の右傾化なども非常に気になる。これからはどんどん閉じた世界になっていくのかもしれない。他文化に対する不寛容は災厄をもたらすと思うが・・・。

 

 働きたくない。

最近になって、ますます働きたくない欲が増してきた。社会不適合者としての素質が急速に芽生えつつある。友人たちのように毎日のようにバイトに赴くことはもちろん、就職活動もしたくなければ、どこかのビジネスアカウントのように空き時間を利用することすら面倒臭いと思っている。けれども、うまい飯にはありつきたい。

「働かずに食う」とは私の夢の一つでもある。「働かざる者食うべからず」ということわざもあるが、そんなものは社畜のエサにでもしてしまおう。

 

 現代日本においては、生活保護を受けるという選択肢がある。毎月ハローワークに顔を出すだけで十数万円がもらえる素晴らしい制度だ。この制度を受けて、最底辺のセーフティネットをハンモック代わりにうたた寝するのもいいかもしれない。農場暮らし以上のスローライフが満喫できるだろう。

ただ、毎日が退屈そうだ。実際、某掲示板には「シコってたら一日が終わった」だの、「朝起きて2chして寝るだけの生活」だの、どうしようもない受給者の声が多数上がっている。贅沢言うようだが、こうはなりたくないものである。

 

 次に、最低限働くという手段がある。ほとんど働いていないような生活、食うためだけに働くような暮らしをすれば、働かずに食っているのと変わらない。

そこで原始的生活だ。例えば、ベネゼエラのヤノマモ族は一日に2.8時間働くだけで生活している。これは日本の平均実質勤務時間である9時間の約1/3である。勤務内容は採集・狩猟のみである。これほど楽な暮らしはない。確か、縄文時代の日本人も同じような生活をしていたと聞いた覚えがある。食料が簡単に手に入る豊かな環境があれば人は生きていくのには困らないのだ。

しかし、この方法を持ってしても、私の欲のために原始的な生活を送りたくない理由が発生する。その理由とは、「原始的生活では現代文明に入り浸れないから」ということだ。

まず、豊かな地域は人口密度が恐ろしいほど低い。そうでなければ、採集といった不安定な方法で十分な食料を確保することはできないからだ。人口密度の低下は人々の交流を減少させる。その結果、モノ・アイデアの交換が行われず、身の回りの何もかもが進歩しない。現に、大昔にタスマニアに移住した人々は、このような状況に晒されたために移住前よりも技術が退化したという例もある。豊かな環境に対する依存は停滞を生むのだ。

また、豊かであるがゆえに、熱帯圏に住む人々は、高緯度の地域に住む人々に技術的な遅れをとったという説もあるくらいだ。年間の温度差が激しいなど不安定な環境では、安定して食料を得るために人々が集まり、農耕を始める必要性が生じる。人が集まればアイデアは乱行を始める。そして、より高度な技術が産声をあげるのだ。

原始的生活を行うことは、文明の産物と永久に別れを告げることを意味する。残念ながら、私は電子メディアなしには生きていけない体なので、採集生活を送ることは出来ない。電柱のそびえ立つ町で暮らしていきたいのだ。

 

 私のわがままを突き通した結果、働かずに食うというのはやはり難しいということが判明した(当たり前だが)。

より現実的な解決策は、働くということを何とも思わないようになることだろう。勉強することを何とも思わないような人々が東大の試験に合格するように、仕事を淡々とこなしていければ、それは幸せなことだ。働くことが楽しければなおさらである。

結論、ストレスなく働くことが働かずに食う方法。矛盾。