1/5 曇り
図書館が開いたので、早速特攻した。
家と違って、大学は勉強する環境が整っている。読書のペースも三が日の頃より好調だ。本の内容が頭にどんどん入ってくる。脳がスポンジになってしまったような気分だ。もちろん、牛海綿状脳症のように、物理的にスポンジになった訳ではない。最近、妹に比喩が通じないので、至る所で自分の比喩が意味を成しているか不安になってくる。
他人の知識も加味して発しないと、比喩はつまらないものになってしまう。理解されない比喩は意味を失うからだ。私自身、他人の発した比喩を理解できないと何だか悲しい気持ちになるので、できるだけ分かりやすい比喩を使うよう心掛けている。
いや、そもそも牛海綿状脳症は比喩として通じているのか。自己矛盾。
書くことがないので、幸せになれる方法を書く。もちろん、実証されている範囲で。
ポジティヴ心理学という学問は、心理学の中でも、人間が幸せになる方法を研究する分野の一つだ。この分野を生み出したセリグマンは、アメリカ心理学会の会長に抜擢された。そのくらい、最近アツい学問の一つだ。
ポジティヴ心理学の考えによると、以下の行動を起こすと幸せになれるらしい。
・週に一回、自分の幸福を数える時間を作る
・他人に親切にする
・自分の強みを知り、それを活用する
・感謝を人に伝える
・人と一緒にいる
・他人と自分を比較しない
・自己実現を目指す
・他人に多くを与える
なるほど、ウェイは幸せになれる訳だ。EXILEやGreee(略)にうつつを抜かしているような人たちはさぞ毎日ハッピーなことだろう。
しかし、全て実行することは正直面倒くさい。もしかしたら、個人的な信条などの理由で、これらの行動を起こすことができない人もいるかもしれない。
なので、さらに幸せに毎日を過ごしている人たちの特徴を記しておこう。これらの特徴を真似ることで幸せになれるかもしれない。
年齢が20歳以下か70歳以上・年収が平均以上〜800万円・人を愛している・子持ち・親が多幸感を持つ人物・ストレスがない・女性・社交的な性格・周りに幸福な人がいる・ラテン系などの陽気な国民性の国家に住んでいる・常にコカインを体内に注ぎ込まれている
最後一つはともかく、他に書いたことは実証されていたり、科学的な根拠がある幸福な人の特徴だ。以上から、彼氏持ちの社交的な女子大学生はとても幸せだと導き出される。
だが、交際相手もなく、ストレスフルな生活を送っているコミュ障男子大学生には幸福のチャンスはないのか。
いや、まだこれらの特徴に当てはまらなかった人にもチャンスはある。
哲学者ダニエル・デネットによると、『自分より価値があると見出したものに力を注ぐ』ことが、幸福になる最大の条件らしい。
確かに、子供を大切にしている親は幸せそうだし、研究に没頭している学者も幸せそうだし、毎日教祖に祈りを捧げている新興宗教の信者も幸せそうだ。幸せになりたい非モテ大学生共は、このお題目を目指して日々精進するのが良いのかもれない。
ここまで幸せになる方法を書いてきた。健忘録代わりだが、多分下手な自己啓発書よりはまともに書けたと思う。
もっとも、私は恒久的な幸せにはなりたくないのだが。幸せは退屈であり、何かに対して考える機会を奪ってしまうからだ。
正月は幸せだったが、ひたすら退屈だった。たまには不幸と向き合って、刺激的な楽しい生活を送りたいものだ。べ、別に幸せな人に嫉妬してる訳じゃないんだからね!