きんこんぶろぐ

大学院生の私が日々思うことを綴っていくブログ

ちんくそ

10/13 雨

 

 また傘を忘れてしまった。実験実習が終わった後に雨が止んでいればそれでいい。

 それにしても通勤中は皆、傘を持っていないのに、雨が降り出した途端に傘をさす人が増えるのは、一体どういうことなのだろうか。

 彼らの持っている傘は、明らかに折り畳みのものではない。世界一一四五一四不思議のうちの一つだ。

 

 目くそ・鼻くそ・耳くそは「くそ」なのに、なぜチンカスだけ「かす」なのだろうか。

 昨日の夕方に「天かすという名称は下品」というツイートを見かけてから、このことについてずっと考えている。

 「くそ」が名称に付くのは、主に身体から生じるものである。目くそ・鼻くそや耳くそは、全て分泌物と埃の混合物である。

 糞(くそ)それ自体も、身体から生じるものだ。さっきまで体の中にずっといたのに、出てきた瞬間嫌われるだなんて、やっぱりうんこはくそである。

 

 ならば、なぜチンカスは「ちんくそ」ではないのだろうか。

 チンカスの正体を調べて見たところ、これもやはり分泌物であった。むしろ、埃が混じっていないぶん、チンカスの方が純度は高い。

 「くそ」の格上が「かす」なのだろうか。そういや、天かすも衣100パーセントで構成されている。

 試しに辞書を引いてみると、「くそ」は『垢や滓(かす)』を表す言葉としても使われるという記述があった。なるほど、「くそ」は「かす」を含有していているのか。

 一方、「かす」には『良い部分を取り去って、あとに残った不用の部分』、『劣等なもの。つまらぬもの。』という意味がある。「かす」は「くそ」を含有していない。

 

 これより、「くそ」=「かす」ではないことは明らかだ。

 むしろ、「くそ」集合の一部として「かす」が位置付けられていると言っても過言ではない。

 「かす」は「くそ」よりもネガティブなイメージが強調されている。「かす」は「くそ」界の悪役なのだ。

 とすると、目くそなどよりもチンカスの方が悪質なもの、ということなのだろうか。

 まあチンカスは目くそなどに比べて病気を引き起こす可能性が高いので、当然といえば当然のような気がする。

 

 と思っていたら、広島弁ではチンカスのことを「ちんくそ」と言うらしい。

 きっと広島の人たちにとって、チンカスは無害なものなのだろう。彼らの免疫の強靭さにただただ驚くばかりだ。

 でも天かすは天かすのままらしい。もう訳がわからない。

 

 最近、耳かきの同人音声作品を視聴していたら、声優の方が耳くそのことを「耳かす」と読んでいた。

 どうやら、「くそ」か「かす」かは、かなり人の主観によって変わるらしい。

 耳かきに執着する人にとっては耳くそは耳かすになり、性病が怖くなければチンカスはちんくそになり得る。

 ま、どうでもいいけど。