きんこんぶろぐ

大学生の私が日々思うことを綴っていくブログ

夢見る幼女じゃいられない

5/6 晴れのち雨

 

 昨日はこどもの日だった。

 もう二十歳になったのにも関わらず、今年も祖母から祝い金をもらってしまった。

 しょうがねえだろ、赤ちゃんなんだから。

 

 本格的に読書を始めてからまだ2年だ。

 知的人生はまだ始まったばかりである。

 二歳児の気分で毎日を過ごしたい。

 

 二歳児のはずなのに、バブみも妬みも嫉みもない生活を最近は送っている。

 バブみくらいは感じて生きていきたい。

 

 

 私は時々、幼女が登場する夢を見る。

 そのどれもが印象的で、思い出深いものばかりだ。

 

 ロリコンだから幼女の夢を見る」ということはなく、古くは小学生の頃から、そういった夢を私は見てきた。  

 

 記憶に残っている最初の幼女の夢は、何ともホラーティックなものだ。

 顔がツギハギだらけの、自分と同じ年代くらいの幼女に林の奥へと誘われる、と言う夢である。

 これを見たのは6歳ごろだ。

 相手の幼女もそのくらいの年齢の外見だった。

 

 「脳が記憶などを整理する」という夢を見るメカニズムの仮説からすると、この夢は私が手塚治虫の『ブラックジャック』なんかを読んで、それに影響されたものなのかもしれない。

 

 彼女とは木々がそびえ立つ薄暗い場所で何か大切なことを話したような気がするが、現在の私は何も覚えていない。

 忘れたと言うことは、とくといって大切なことでもないのだろう。

 

 『千と千尋の神隠し』の銭婆の「一度あったことは忘れないものさ。思い出せないだけで」と言う台詞のように、単に思い出せないだけなのかもしれない。

 もう一度私の夢に出てきてほしい人物の一人である。

 

 

 高校生の頃にも、幼女の夢を見たことがある。

 その夢の中では、私は悪の組織の幹部であり、黒いメカニックなスーツを着込んだダークヒーローだった。

 

 理不尽にも、同様のスーツを着込んだヒーローに襲撃され、私はアジトに撤退した。

 アジトのどこかの部屋に入ると、腰までの美しい銀髪と透き通る青い瞳を持った幼女が白髪のイケメンに口説かれていた。

 白髪のイケメンは、私と同じく組織の幹部であるらしかった。

 

 幼女は彼を受け入れずに部屋から追い出し、私を誘惑した。

 私は幼女を一度抱きしめてから、「これ以上はいけない」と耳元で囁いた。そしてそのまま、ベッドで二人添い寝した。

 

 ここで夢が覚めた。なぜ私はこのようなギザな台詞を囁いたのだろうか。

 むしろ、どうしてピンク色なことに私は踏み切らなかったのだろうか。

 夢の中ならやりたい放題なはずなのに。

 

 「結局お前は性欲が無いだけ」という友人の言葉が脳裏を掠める。

 あれだけ日頃から下ネタを言っておいて、私には性欲が無いのだろうか?

 

 

 もっとも直近の幼女が登場した夢は、私がデスゲームに参加させられる夢だ。

 デスゲームの参加者には能力が与えられ、それで生き残りをかけて闘うという夢だった。

 

 私の能力は『2秒間だけ最強になる能力』だった。

 2秒間だけ相手からのダメージを無効化し、攻撃力も超強くなる、という単純な能力だった。

 微妙に弱い。

 

 そのような能力をうまく隠しながら、平和主義的に争いを避けていたのだが、『銃を無限に出す能力』を持つ男についに襲われ、私は窮地に立たされていた。

 手数で攻めてくるタイプは、時間制限のある能力にとって天敵である。

 2秒経てば、すぐに脳天に風穴を開けられてしまう。

 

 万事休す、かと思いきや、そこに助けに入ってくれたのが幼女だった。

 栗色の髪色をしたツインテールの幼女が、興味津々で私の側にやってきた。

 どこか狂気を孕んだような笑みを、幼女は顔に浮かべていた。

 

 幼女は手に持ったハンドガンのトリガーをカチカチと鳴らした。

 すると、赤と青色の火の玉のようなものが銃口からいくつも飛び出て、男の前に直線で並んだ。

 幼女がもう一度引き金を引くと、乾いた音と共に、男の胸には赤い染みができていた。

 男はそのまま倒れた、即死だった。

 

 私が考えるに、幼女は『空撃ちで弾道を固定し、任意のタイミングでその弾道に銃弾を発射する能力』を持っている。

 クソ強い。

 

 幼女に礼を言うと、「また会おうね」と言い残して、どこかへと去っていった。

 この夢を見てからしばらく経ったが、この幼女には未だ会っていない。

 次に会うときは、本格的に殺されそうだ。

 平然と人の体を銃弾でぶち抜くような幼女には会いたくない。

 容姿端麗だったし、将来はなかなかの悪女になりそうだ。

 

 

 心理学という科学的なものを勉強しているが、私は非科学的な夢が好きだ。

 夢は全くの偶然で、起きている時には思いつかないような物語が体験できる。

 

 また、夢を見ることで、新しい発想が生まれることもある。

 かの『ベンゼン環』の構造は、発見者が尾を咥えた蛇、ウロボロスの夢を見たことから発見されたという逸話がある。

 アイデアの卵は眠っている時にこそ、殻が破られるのかもしれない。

 

 今宵も、それなりに考え事をしてから、眠りに落ちることにしよう。

 夢の中で再び幼女に出会えることを願って。

 できれば安全な幼女に。