きんこんぶろぐ

大学生の私が日々思うことを綴っていくブログ

「好きな人はいるんですか?」ハァ????ヴォエ!!!!

12/16 曇りのち雨

 

 毎週日曜は、小学校にボランティアで行って、子守りのようなことをやっている。

 

 子供が勉強している様子を眺めて、時給1000円。

 生来の子供好き(ロリコンではない)とお金が合わさり、最強に見える。

 これだから有償ボランティアはやめられない。

 

 今日も今日とて女子小学生と楽しくお喋りできた私は、完全にテンションが上がっていた。

 

 弁当を食べながら、頭の中で気の向くままに歌を再生する。

 これっくらいの♪おちんぽ箱に♪おちんぽおちんぽ♪ちょいっとちーんぽ♪ 

 

 テンション爆上げでふりかけご飯を口の中にかきこんでいたら、同僚の女子大生からこんなことを言われた。

 

 「そういや、金こんにゃくさんって、好きな人はいるんですか?」 

 

 は……

 はぁぁぁ~~~~~~!?!?!?!? 

 

 先ほどまでのパステルピンクな気分が吹き飛んだ。

 

 

 私はこの手の言語ゲームは死ぬほど嫌いである。

 脳内がゴポゴポ沸騰を始めるほどに、赤いギャラドスくらいには怒り狂う。

 今なら、突沸した脳みそでマグマスパゲッティが作れる。

 中山きんに君以外は、誰もそんなもの食べないけど。

 

 「好きな人はいるんですか?」ァァァ!? ホウホウホウ。

 全く、これは無益な言語ゲームである。

 ヴィトゲンシュタインも草葉の陰で泣いている。

 泣きすぎて木々が育って世界樹が生えてしまうレベルに。

 

 

 「好きな人はいるんですか?」という問いかけは全くナンセンスで、というのも、この問いかけは「ノー!」と答えられることを前提とした構造があるからだ。

 

 万が一「イエェス!」と答えてしまうと、クソのような詰問が待っている。

 女子大生の恋バナへの好奇心を前にしては、KGBのスパイも裸足で逃げ出す。

 えげつない拷問だ、これは。

 女子大生がこの状態になったら、偏桃体をえぐり出すまで止まらない。

 

 じゃあ「イエェス!」と答えなければいいじゃないか! と思われるかもしれないが、「ノー!」と答えた時にも、実は損失がある。

 

 それはッ! 目の前の女子大学生との恋愛のチャンスを逃す! ということだ! 

 

 ファッキューシット。

 

 

 まず、相手が自分に好意を持っている前提で考えてみよう! 

 

 その場合、私が「好きな人はいるんですか?」と問いかけられた際の「ノー!」の答えは、すなわち『両想いではない』という意味になるわけだ。

 

 本当に、これは誰も得しない。

 相手は家に帰って枕を濡らすしかないし、永世非モテ名人である私は貴重な、キッッッチョーウな! 恋愛のチャンスを逃すわけである。

 そんな、出来の悪いラブソングみたいな結末は誰も期待していない。

 

 本当に本当に、エサの乏しい深海に住む深海魚が捕食対象に憐れんで、獲物を逃すか如き愚行。

 そんな阿呆な深海魚、アンコウのようなグロ面であろうと、デメニギスのような愛嬌のある顔つきだろうと、まず飢え死ぬ。

 

 現に、私は餓死寸前である。

 生活のうるおい的な意味で。

 いや、「生活のうるおい的な意味」ってなんだよ。

 『性欲』をオブラートに包みすぎて、生暖かい表現になってしまった。

 

 ともかく、この問いかけは愚かすぎて次世紀の『百年の愚行』の、立派な1ページになってしまう。

 もう、全然立派なんかじゃない! くそだ、くそが、何もかも! バカヤローーー!!! 

 

 

 流石に、相手が自分に好意を抱いているという仮定は可能性が低い。

 かつ、ポジティブにもほどがあると思うので、次は相手に好意がない場合を考えてみよう。

 

 「好きな人はいるんですか?」という問いかけは、この場合でも私を切り裂く残酷な刃になり得る。

 もちろん、相手は単なる好奇心で聞いているのかもしれない。

 それでも、互いに損しか生まない結果になってしまうだろう。

 

 もう、私はそう聞かれただけで相手に“その気”がないことを察してしまうし、私が「ノー!」といったのを聞いて、相手も私と付き合うチャンスを失う!!! 

 これはLOSE LOSEの関係だ! 互いに将来の可能性を閉ざすしかない悲劇! 

 

 これはハムレット、オセロー、マクベスに続く四代悲劇の一つに数えられてもいい。

 私はそう信じている。

 まさに非リア王、そう、非リア王だ! 

 

 え? 私と付き合う可能性は別に要らない? 

 お前が傷つこうが知ったこっちゃない? ハハァ。

 それじゃあWIN LOSEじゃん。

 一方的に負けてんじゃん、私。

 救いを。

 

 どっちにしろ負け。

 選択のジレンマにすらならない。

 非リア王は、相手に裏切られ、荒野をさまようのが宿命なのだ、トホホ。

 

 

 実際、「好きな人はいるんですか?」と女子大生に問われたとき、私は第三の道を選択した。

 

 「アハハ……」と薄ら笑いを浮かべることである、アハハ……

 「イェエス!」とも「ノー!」とも言わない、賭けの一手。

 

 恐る恐る相手の顔色を窺うと、若干引いていた。

 もっと高笑いするのが正解だったのだろうか? 

 

 「好きな人がいるんですか?」

 「あははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!」

 怖ェよ。

 

 ともかく、この選択でも、私は損をしてしまった。

 誰か、正しい選択肢を教えてください。

 

 

 かくして、私は今後もこの問いかけに苦しみ続ける。

 

 私が「好きな人はいるんですか?」と問いかけられている姿を見た人は、どうかこのブログ記事のことを思い出してほしい。

 

 女子大生を前にして、少し寂しそうな顔で「いや、いないよ」と口にする孤独な男が、そこにはいるはずだから……

 

 ~Fin~