きんこんぶろぐ

大学院生の私が日々思うことを綴っていくブログ

日記 5/14〜5/16

5/14
友達と話して、実験して、寝た。幼少期の頃の自分はどうだったか、みたいな話題が少し出た。

そういや、私は幼少期の記憶があまりない。虫をすり潰して、亀に指を噛まれ、胴体切断マジックに驚き泣き叫んだ。そのような記憶しかない。そもそも記憶がしっかりしてくるのも、高校時代に入ってからだ。あまり昔のことを思い出せない。

「ウーン」とアイデンディティの欠如に唸りながら阪急電車に乗り込めば、世界各国の死刑制度の違いについて喋っている6歳くらいの子供がいて、思わず仰け反りそうになった。西宮は富裕層が多いので、こういう教養溢れる子供が多くて困る。彼らが成人を迎えた時、果たしてこういった会話を覚えているのだろうか。いっそ中学生になる頃には、強烈なバカになっていて欲しい。狂気の甘味を召し上がれ。


5/15
実験、文献、睡眠。実験で仮説を支持するような結果が出たので、胸の昂りを抑えきれずキャンパス内をひたすら徘徊した。そうしてウロウロしていると落ち着いてきたので、朝永振一郎の日記を読むなどして、ゆったりとした午後を過ごした。

卒論の準備と院進の対策、重要な事柄が頭の中でせめぎあった結果、どちらにも関係ないことをしてしまった。しなければならないことが頭を占有するのはよくない。面倒な予定が数日後に控えている場合など、最悪である。近頃は神経衰弱の傾向にあるので、メンタルヘルスを保ちつつ、丁寧な生活を送ることにする。


5/16
実験、動画制作の準備、おやすみ。

自分の実力のなさを、どう埋め合わせればいいのかを考えている。例えば、私のよく知るスゴい人たちを眺めてみると、環境ブーストがかかっていたり、1日に十数時間も勉強するなど、もともとの努力の量が凄まじいことが見て取れる。じゃあ私は何をすればいいのか。正直、「学部生のうちにしたいことはしておけ」という思いと、「学部生のうちから効率的に努力しておけ」という思いが拮抗している。

私にしかできないこと(私しかしないこと)というところで考えると、心理学の解説動画をVtuber、ゆっくり、淫夢仕立てで制作することを学部生のうちにしておきたい。こういうダーティで俗っぽいことは、いずれ誰かがしなくてはならない。ただでさえ、心理学は誤解の多い学問だ。その誤解を解くのに、アカデミズムからアプローチしていくことは時間の浪費だろう。例えば、大衆向けに心理学の入門書など出版しても、多くの人は興味も向けず、世俗的心理学が蔓延る現状を変えることはできない。動画だったりで、エンタメ性を高めることで多くの人の目に留まらせることは、少なくとも先述の手段より有効だろう。それに、こういう汚い手段に訴えることは、学部生のうちにしかできない。とりあえず、院試の勉強がてら資料を調べて、動画のプロットから作成していくことにしよう。