きんこんぶろぐ

大学生の私が日々思うことを綴っていくブログ

Your meme.

7/2 曇り


 なんてことない日常。

 「研究の仮説が支持されようがされまいが、自分でデータを集めて初めて、議論の俎上に立つことができる」という大発見をした。その道の人間からしたら当たり前のことかもしれないが、こうして考えると、なんだか物凄く勇気が湧いてくる。自分の持っているデータが、何かを主張するのに世界で唯一無二のものであるという事実は、桁外れに心強い。


 こういったことを発見した時は、電気回路が切り替わったかのように自分の観点が大きく変わる。今回の場合、実験や研究に対して、前より遥かにポジティヴになることができた。研究とは知的にダイナミックな営みなのだなあと、つくづく思う。


 卒論を開始してから5ヶ月ほど経ったが、色々と以前は見えなかったものが見えてくるようになった。今日の発見もその類のものだ。

 きっと、私より賢い人はこういった気づきを積み重ねて、その境地に達しているのだろう。自分もコツコツと、習慣・準備・努力を続けていこう。

 


 そんなことを考えつつ、「スコココスコココスココスコスコwwwwテー↑テー→テー↑wwwwブォンブォンブォンブォンwwwwww」ダブステップを歌いながらキャンパスを散歩した。こうしているといい感じに思考が拡散して、気分がいい。

 インターネッツをしていると、南海トラフだの高齢化だのフェミニズムだの、面倒なものばかり目に映るので、こうして私は時々散歩をする。ここはいやなインターネッツですね。はい、ダブステップツツツツオーライwwwwドゥーンドゥーンドゥーンwwwww

 


 こうして散歩をしながら、天啓的に、「フランシス・クリックの伝記を読まなければ」と思った。

 個人的に今、クリックが熱い。クリックといえば、ワトソンと共にDNAの二重螺旋構造を発見した人物だが、私が彼を注目する理由は他にもある。

 それは、著名な科学者の中で、クリックのIQは顕著に“低い”という点だ。歴史に名を残した科学者の推定IQを見てみれば、ノイマンのIQがまず300(は?)で、それにアインシュタイン(190)、ダ・ヴィンチ(190)などが続く。クリックはその偉業に比べて、IQは『115〜100未満』と控えめだ。これはほとんど一般人と変わらない。メンサから速攻でハタキ出されるレベルだ。

 だが、彼は他のIQだけの“天才”を差し置いて、自分の名を科学の歴史に永久に刻みつけた。そのヒントが、彼の伝記や自伝にあると私は踏んでいる。私一押しのサイエンスライターであるマット・リドレーも、彼についての伝記を出版していたので、読んでみることにする。

 まぁ、彼が研究をする時は常に誰かとタッグを組んでいた、という事実は彼の知性のあり方に迫る大きな手がかりだろう。こういう「複数人のインタラクションによって生まれる知」のような、対話的な知性を欲しいなーと思ったので、その秘密を探ろうとしている。時間があるときに読むとしよう。

 

 


 先日「君の名は。」を観てから、やけに胸がざわついているのも、こうして散歩をしている理由の一つだ。

 あの作品は「どこかで自分が経験したはずの綺麗な夏休み」みたいな、なんともいえない寂しい感傷を誘うので、いけない。

 古民家の裏路地を抜けてしばらく海沿いを歩くと、幼馴染の白いワンピースを着た美少女(14)に会える、そんな綺麗な夏休みが想起される。

 

 オタクなら誰しもが、「あー、あるある! そんな夏休みをどこかで経験したことがある!」と共感してくれるだろう。実際は、誰もそんな夏休みを過ごしたことはないのだが。みんなみんな、美少女に会える場所に行こうとして、どこかで道を間違ってしまったのだろう。私もその中の一人だ。

 まるで、“アルセウス”をゲットしようとして、“なぞのばしょ”に囚われてしまった哀れな子供のように、私たちはどこかで間違ってしまったのだろう。“なぞのばしょ”には、今も間違ってしまったオタクたちが見えない壁に阻まれ、身をよじる音が響いているという。ドゥーンドゥーンドゥーンwwwww 

 はぁ、おっぱい。
 


 私の祖父祖母が以前住んでいた街は、ちょうどそのような感傷を誘う街だった。

 和歌山県有田市箕島という地区だったが、あそこはいい場所だった。大きな魚を取るための網が干してある漁師の家々を抜けると、すぐに海が見えるような、そんな夏休みにはもってこいの景色が、祖父祖母の家のすぐ近くに広がっていた。

 だが、現実は非情である。地域で高齢化が進んでいるせいか、幼少期の私は白いワンピースの美少女に出会うことはできなかった。思い出すだけで気が狂う、糞が。

 チェッ、どうせ美少女といっても、ヘイトスピーチを鬼のようにばら撒く輩に決まってら。いや、むしろそちらの方が興奮しないか? 正直、社会で聖像のように扱われているイケメンだったり美少女だったりが、己のグロテスクな価値観を剥き出しにする瞬間を見るのが楽しみで、まだのうのうと生きている部分もある。こういう光景はとてもそそる。

 なんか、拗らせてしまった。もう戻れない。

 


 この通り、私は元気です。

 いよいよ7月に入り夏本番だが、院試に実験にホニャニャラにと、感傷に浸っている暇はなさそうだ。

 

 でも、いつか必ず、海沿いの寂れた街で楽しそうに髪をなびかせながら、護岸壁の上を歩く美少女を探し出すと心に決めている。存在する確率としては、まだUFO研究家の方がやってることがマシなレベルだが、それでもそういう街に色々訪れてみたい。

 変なサークルを地面に描いて、空を指差しながら呪文を唱えれば、美少女はやってきてくれるかしら。はい、ダブステップもう無理。おやすみ。