きんこんぶろぐ

大学院生の私が日々思うことを綴っていくブログ

絶記

7/15 曇りのち晴れ
 また自転車で思いっきりコケたり、人生で初めてお酒を飲んだり、学会発表の抄録を書こうとしたり、卒論の新しい実験が始まったり、日記を書いていない間にいろいろあった。

 なんだか後戻りできないような、疾風怒濤の日々を送っている。ベルトコンベアのように、自分の意思とは無関係に生活が進んでいくような離人感。そういったものを肌で感じつつ、生活を送っている。

 


 『若者の私が選挙に行かない理由』という記事を書こうとしたが、断念した。プツンとやる気の糸が切れてしまったからだ。

 色々な本を読んで考えたことや、“選挙に行かないということ”を論じるはずだった。誰かに「書け」と言われたら、しっかりした記事を書くかもしれない。


 私が選挙に行く気が湧かない理由は複数ある。

 第一に、私が若者の一人として選挙に行くこと自体への懐疑心。第二に、賢い選択をしようとすればするほど、投票のコストが膨れ上がっていくこと。第三に、選挙自体への嫌悪感や徒労感。最後に、私の個人的な立ち位置。以上の4点が主な理由だ。


 それらの理由を踏まえて、SNSでの政治的な啓発の限界、選挙が若者と高齢者の無駄な対立の火種になっていることへの疲れ、私の家は核家族でもないので高齢者優先の政策がそのまま家計の得になるという背景など、いろいろ書くつもりだったが、考え疲れた。もう無理だ。

 どうあがこうが科学技術はまるで注目されてない。統計不正が行われるような政府をそのまま支持することもできない。このまま与党が勝ったらウンチ政策がそのまま進められるし、どう投票しようが、私たちの1票は恣意的に解釈される。

 選挙制度自体の抜本的な改革(ネット選挙解禁など)が争点となるときまで、私は洞窟で眠る。政治に頼らずとも、生きていける力をそろそろ身につけるべきなのかもしれない。

 


 というか、圧倒的政治不信により、もうなんかいろいろダメになってしまった。

 東京一極集中もヤバイし(地震がきたらどうするの?)、少子高齢化もヤバイし、オリンピックも万博もヤバイ。考えれば考えるほど想像力が暴走して、ストレスが溜まっていく。

 明らかに選挙に行くことの効用を、選挙について考えることの負担が超えてきた。

 「選挙に行かない奴は政治に口出しするな」という論理が是とされている意味もわからないし(言論の自由はその程度のことで制限されるのか?)、本気で政治をやるなら、100000000分の1に自分の意見が希釈されてしまう選挙より、別の手段の方がいいような気がしてきた。

 

 でも、そこまでのモチベもなければ暇もない。

 極論、自分の全く見知らない人の人生など考えたくないし(想像力が暴走して頭が疲れるので)、「ありふれた悲劇」のストーリーを読む解くのにも飽き飽きしてきた。もう無理です。僕は。

 

 

 しばらく、政治について考えるのは(多くの需要がない限りは)お休みする。

 今回の選挙を考えるのに有用だった記事などをここに貼っておくので、参考にしたい人は参考にしてほしい。「New Liberal Arts Selestion 政治学」という本を読んで、そのうち政治はじっくりと勉強したい。それでは、お疲れ様です。

 

・若者の選挙を考える上で有用だった資料

http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/election/nendaibetuchousa/togi-nendaibetu2013/

http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/

https://www.asahi.com/articles/ASL7H5Q0HL7HUZPS009.html

 

・ネット選挙を行うには、ということへの技術的な解説

https://anond.hatelabo.jp/20190707015850

 

・「選挙に行かない」という選択肢について

https://blog.midnightseminar.net/entry/2014/11/22/152901