12/24 曇り
冬休みが始まった。
学期末のレポートや冬休み明けの発表準備など、するべきことは多い。
特に、統計の授業のレポートは厳しい戦いになりそうだ。
教授に向かって「レポートはRMarkdownで作ってみます!」と高らかに宣言してしまったため、一からソフトの勉強を始めなければならない。
それもまた一興である。
長すぎる冬の夜には、そのくらいの課題がちょうどいい。
これだけ書いておいて、完成度がクソだったらそれはそれで……
クリスマスである。
そう、クリスマスだ。
クリスマスには苦い思い出がある。
大学一年の時には、「クリスマスまでに彼女を作る!」と公約(誰に?)したものの、その目標が果たされなかったのだ。
彼女は作るものではなく、互いの同意のもとに自然と出来上がるものだと理解したのは、それからしばらく後のことである。
私が何かを宣言する時は、たいてい上手くいかない。
レポート、大丈夫か?
毎年、クリスマスには交際相手のいない人を少人数集めて、クリスマスのない国の料理を食べる、といったことを主宰している。
一昨年はインド料理、去年はタイ料理を食べに行った。
今年は人を呼ぶ元気がなかったので、一人で中国料理を食べに行った。
2500円。
少々お高いが、小籠包や麻婆豆腐は絶品だった。
地上八階で地元の街を見下ろしながら食事ができる、というのも高得点である。
しがない中核都市に過ぎないこの街に、クリスマスの時期にうろつくカップルなど、イモい奴らばかりに決まっている。
私はそんな彼らよりも空間的に高いところで、カップルの仲よりもアツアツな小籠包を食すのだ!
最高のクリスマスだとは思わないかね?
クリスマスなので、夜が深まると彼氏は彼女のクリトリスをご馳走になるのだろうが、そんなことは私にとってはどうでもよい。
カップルなんざクソである。
彼らは己の自由を引き換えに、性交渉権を手に入れたに過ぎないのだから!
本屋で自分用のプレゼントに、『異セカイ系』という小説と、『ずっと喪』というショートショート集を買った。
どちらもツイッターで読書家がやたらと推薦していたので、今から読むのが楽しみである。
クリスマスとかどうとかは関係なく、今夜はいつも通り「裁判ではなぜいつも半ケツが言い渡されるのだろうか、全ケツもたまには出されてもいいのに」だとか、「デヅルモヅル由来の成分で作られたベビーパウダーは自然派ママに受け入れられるのか」など、取るに足らないことを考えながら過ごそうと思う。
そして、サンタさんが素敵なプレゼントを運んでくれることを信じて眠りにつくのだ。
サンタさん、今年のプレゼントは耳かきをしてくれる理学修士の甘々なお姉ちゃんをよろしくお願いします。